2020.12.08 08:37
GⅠ馬クラリティスカイ土佐清水で余生 ダディー牧場仲間入り

あしずりダディー牧場に仲間入りしたクラリティスカイ(土佐清水市三崎)
NPO法人あしずりダディー牧場命の会が運営するあしずりダディー牧場では、引退した競走馬などが余生を送っている。
クラリティスカイは2014年に中央競馬でデビューし、翌年のNHKマイルカップ(GⅠ)で優勝。父のクロフネも2001年の優勝馬で、父子制覇を記録した。引退後は馬事公苑で乗馬となり、2019年3月から福島県の乗馬クラブに移籍していた。
今回は、日本中央競馬会(JRA)を通してダディー牧場に引っ越す話が進んだという。同NPOは「中央のGⅠに勝った馬が高知で余生を過ごすのは初めてでは」という。
2日、馬運車で到着したクラリティスカイを出迎えた人々は「飼い葉食いもいいねえ」とにっこり。牧場は来年にも土佐清水市松尾の唐人駄場に移り、乗馬などの体験型観光を売りにする計画で、関係者は「もう少しで広いところに行けるけんね」と優しく声を掛けていた。(山崎彩加)