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2020.10.09 08:34

子宮頸がんワクチン 高知県内の接種率わずか1% 検診も低調

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イラスト・松本康裕

医師危機感「正しく予防を」
 20~40歳代女性の罹患(りかん)が増加傾向にあり、年間約2800人の死亡原因になっている子宮頸(けい)がん。予防と早期発見には無料接種できるワクチンと2年に1度の検診が有効だ。高知県内の産婦人科医は「国際的に見ても日本はワクチン接種が非常に遅れている。メリット・デメリットの正しい知識を持ってほしい」と呼び掛けている。

「子宮頸がんが若い世代に増えている。HPVワクチンの安全性を広く伝えていく必要がある」と話す坂本康紀・県産婦人科医会会長 (高知市のレディスクリニックコスモス)

▼年間1万人
 子宮頸がんの原因の95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)。どこにでもいるウイルスで、性行為によって子宮入り口(子宮頸部)の細胞に感染する。性経験があれば大半に感染経験があるといわれ、感染自体は珍しくない。

 ほとんどは自覚症状もないまま自然に排除されるが、ごく一部で感染が持続し、数年から数十年の期間でがんに進行する。年間約1万人が罹患し、治療のため子宮摘出が必要となるケースもある。

 HPVワクチンは初体験前の10代前半の接種が勧められており、日本では2013年4月に定期接種に導入。小6から高1相当の女子が無料で接種できる。

 ただ、定期接種になった直後から全身の痛みなどの副反応が疑われる報告が相次ぎ、行政による積極的な勧奨が中止に。国内の近年のワクチン接種率は1%以下で、高知県内の初回接種率も2013年度に10%あったが、その後は1%前後にとどまる。接種対象者への個別の通知がなくなり、子どもや保護者がワクチンについて知る機会も少ない。…

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