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2020.10.01 08:40

「密」避け楽しむ演出工夫 10/3、4高知市で大道芸フェス

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昨年の大道芸フェス。今年は会場に座席を設けて入場を制限する(2019年9月、高知市帯屋町2丁目)


本番へ意欲満々
 「高知大道芸フェス2020」が10月3、4の両日、高知市中心部で開かれる。今年で4回目。高知の秋を彩る行事として定着しつつあり、大道芸人の間でも「高知は客の乗りがいい」と好反応。今年は数々の新型コロナ対策が講じられる中、過去最多の14組21人がおまちを舞台に多彩なパフォーマンスを繰り広げる。

 「芸人仲間が『高知はすごく反応がいい』って。うらやましくて早く出たかった」。アクロバットを披露する初出場の2人組「SUKE3(すけさん)&SYU(しゅう)」のSYUさん(37)が声を弾ませる。

「信じてた」
 高知フェス実行委員会によると、2017年の初回は晴天に恵まれ、2日間で5万人が来場。土砂降りだった18年は2万5千人、降ったりやんだりの19年も4万人を集めた。

 今年は観客の「密」状態を避け、過去3回の8、9会場から4会場に縮小。各会場は柵で囲った上、座席を設けて人数制限を行う。


 オーテピア西側(450席)▽播磨屋橋北側(180席)▽JR高知駅前(150席)▽中央公園(100席)―の4会場。実行委は今年の目標来場者数を2万人と見込む。

 「ショーの最中に、店先のリンゴを『借りますね』と取ってジャグリングを始めたり。プロの技には毎年感動してます」。昨年まで会場だった大橋通商店街で果物店を営む鍋島勇雄さん(72)がフェスの魅力を語る。「今年は仕事を抜けて見に行こうかな」

 街を舞台にした大道芸を目当てに県外からもファンが来る。各地の大道芸イベントに月3、4回出掛けるという横浜市の渡辺佳哉さん(62)は、高知行きの飛行機を1月に予約した。「開催すると信じてた。高知はお客の拍手が多く、スタッフも一生懸命。2日間で会場をどう回るか、今からすごく楽しみ」

 コメディー・パントマイムを披露する山本光洋さん(63)は「今年の出演予定は一通りつぶれた。唯一のフェス出演でどきどきするし、精いっぱい出しきる」と明るく話した。

新様式
 大道芸では、芸人を多数の観客が取り囲むスタイルが多い。今年は「密」回避のため、入場制限のほかにも数々の対策を取る。

 入場者にはマスク着用を呼び掛け、検温と消毒を行う。ショーで芸人と観客が直接触れ合う行為は原則禁止。「投げ銭」はオッケーだが、直接の手渡しや芸人との握手、記念撮影もNGだ。

 マスク姿で観賞する「新様式」の大道芸。芸人からすれば、観客の反応を見つつ演出を変えることが難しく、従来のショーを見直すという芸人も多い。

 ものまねのフレディーノさん(46)は観客を舞台上に招く演出をやめるという。「他県でやってみたけど、お客の反応は上々。高知でもいけるはず」と期待を込める。

 各芸人の出演予定は実行委のホームページなどで確認できる。実行委は「感染防止のため声援は控えて。その分、たくさんの拍手で応援を」。例年とはひと味違う高知フェスが間もなくおまちで開幕する。(河本真澄)

高知のニュース 高知市

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