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2020.09.07 08:42

高知県産食材のタコス販売 日高村の協力隊員・都筑さん

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県産の地キビなどを使ったタコス(日高村本郷)

地キビの良さ伝えたい
 地キビやトマトなどの高知県産食材を使い、メキシコ発祥のファストフード、タコスを販売している男性がいる。高岡郡日高村の地域おこし協力隊員、都筑正寛さん(49)=神奈川県出身。村内や高知市の日曜市などで提供しており、「高知の食を盛り上げたい」と意気込んでいる。 

 タコスは、甘みの薄いトウモロコシを粉にして焼いた薄パン「トルティーヤ」で肉や野菜を包み、ピリ辛のサルサソースをかけて食べる料理。

自営の店「マサカサタコス」で接客をする都筑正寛さん (日高村本郷)

 都筑さんは米ロサンゼルスで約20年間、音楽関係の仕事に就いていた。現地でタコスは「生活に溶け込んでいる。日本のラーメンみたいなもの」で、みんなでワイワイ食べられる気軽さに「はまった」。さまざまな店を食べ歩き、独学で作り方を学んだ。

 帰国後は実家のある横浜市を拠点に、タコスの出店地を探して全国を回るように。2016年秋に初めて、高知に来た。

 これまでバンドの音楽ツアーなどで世界を回り、各地の市場を見てきた都筑さんだが、「日曜市で売られている野菜のおいしさに感動した」。加えて「ラテン的な人間性も性に合う」と移住を決めた。

 中でも日高村は、サルサソースに生かせるトマトが特産。仁淀川流域には地キビ農家もおり、「タコス作りの環境が整っていた」。昨年4月、日高村の地域おこし協力隊員として赴任した。

 地キビでタコスを作ってみると、「メキシコ産のトウモロコシで作ったものより香ばしく、風味も強い。おいしい」。はちきん地鶏や豚タンなどを具材に一つ350円(エビは400円)で販売することにした。

 昨年11月からは、協力隊の任務として旧松岡酒造(日高村本郷)の酒蔵をカフェに改装し毎週金曜日(最終週除く)に営業。夜は、自慢のタコスと酒を提供する店「マサカサタコス」を始めた。

 さらに今年6月にキッチンカーを導入し、各地の量販店などで販売しているほか、高知市の日曜市にも毎週出店。徐々にファンを増やしており、「本場で食べたことのある人にも、『おいしい』って言ってもらった」と手応えを感じている様子だ。

 一方で、見えてきた課題もある。地キビの生産者の高齢化が進んでいること。だからこそ、「異文化のタコスを通じて、昔ながらの地キビに光を当てたい」と語った都筑さん。将来は「地キビとか唐辛子のハラペーニョとか、日高で食材を育てる」夢を描いているという。(楠瀬健太)

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