2020.08.19 08:40
北川村をたつくろう! 若手職員ら「遊び場マップ」

北川村の遊び場をまとめた「たつくるマップ」とプロジェクトチームメンバー(北川村役場)
作ったのは、村役場の若手・中堅職員5人でつくるプロジェクトチーム(PT)。村が人材育成にと2018年に立ち上げて、これまで空き家を活用した定住策などを提案してきた。「たつくるマップ」は、子育て環境の充実に向けた議論の中から生まれた企画。5人は昨夏から数々の村内イベントに出向き、住民に昔遊んだ場所などをアンケートした。
地図では、加茂地区にある遊具のない森林公園を「なんにもない公園」と紹介。自由に鬼ごっこができ、「秘密基地を作る場所にも最適」として基地の作り方を解説している。
幕末の志士、中岡慎太郎も飛び込んだという切り立った岩がある奈半利川の「巻の渕(ふち)」や、浅瀬で水遊びや魚取りができる「長山交流センター前の川原」なども紹介。ドングリのこま、花の冠の作り方なども図解している。
PTリーダーの浜渦啓太さん(26)=総務課=はUターン組。「村でたつくった楽しい思い出があるから、帰ってきた。地図を見て、いっぱい遊んでほしい」と話している。
A3判両面カラーで千部作成。小学校などに順次配布する。 (北原省吾)