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2020.06.19 08:34

虚ろな税 奈半利事件の実相(11)捜査 ブツに語らせろ

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 「ふるさと納税」で全国有数の寄付金を得ていた高知県奈半利(なはり)町の職員と親族、返礼品業者が贈収賄容疑で次々と逮捕された。海辺の町でいったい何が起きていたのか。この制度はなぜ生まれ、できた制度は何を生んでいるのか。高知新聞の報道部と地元支局が事件の実相を追う連載「虚(うつ)ろな税(ちから)」は、高知新聞Plusで全文読むことができます。

柏木雄太の両親宅に捜索に入る捜査員 (5月25日、奈半利町乙)

 2019年8月。高知県警は9カ月間に及ぶ内偵を経て、ついに奈半利町職員、柏木雄太らの事情聴取に乗りだした。捜査は「ブツ(物証)」との勝負になった。

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 「なんなんだ、この金は?」。捜査員は、柏木の兄名義の銀行口座を目にして色めき立った。2016年ごろから、複数の返礼品業者からの入金があり、柏木の叔父夫婦が高知市で営む精肉店からは約1億2千万円が振り込まれていた。…

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