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2020.05.27 08:40

楮の栽培・加工を映画に いの町で「明日をへぐる」 CF募集中

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撮影中の「明日をへぐる」の一場面(いの町吾北地域)

厳しい現状記録
 土佐和紙の原料となる楮(こうぞ)の栽培や加工の様子を記録するドキュメンタリー映画「明日をへぐる」の撮影が、高知県吾川郡いの町で行われている。和紙に関わる20人以上を取材し、和紙産業と人の暮らしを生産の現場から見つめ直す作品を目指している。
 

楮の栽培農家を取材する今井友樹監督(いの町上八川甲)

 「明日をへぐる」は、いの町吾北地域などをロケ地にした映画「絵の中のぼくの村」(1996年、田島征三さん原作)を手掛けた「シグロ」(東京都)が製作。今も続く楮作りの技術を記録し、生産者の高齢化など和紙産業が置かれた厳しい現状を伝えようと企画された。
 
 監督は民族文化映像研究所理事の今井友樹さん(40)=神奈川県。撮影は今年1月から始まり、急斜面の畑に生える楮の収穫や「へぐり」と呼ばれる皮剥ぎの様子、手漉(す)き和紙の工程などを担い手の言葉とともに記録している。
 
 撮影は延べ100日間に及ぶ予定で、2021年の上映を目指す。インターネットで撮影資金を募るクラウドファンディング(CF)も5月31日まで行っている。
 
 今井さんは「文化財修復の素材として世界から注目されている土佐和紙だが、その根底の楮の生産が揺らいでいる。人々の暮らしや生き方を記録する中で見えてくる真実を伝えたい」と話している。(楠瀬慶太)

高知のニュース いの町

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