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2020.04.14 08:40

土佐塾中が動画で遠隔野球指導 新型コロナで活動休止 独自対策

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部員たちが送ってきた動画を確認する結城慎二監督(写真はいずれも土佐塾中高)

監督が「正しい形」配信 選手は「練習の姿」返信
 新型コロナウイルス感染拡大で部活動がままならない状況下、土佐塾中学校野球部が“私立ならでは”の取り組みを行っている。部員は自宅で練習する姿の動画を監督に送り、監督は正しい送球フォームや筋トレ方法をアドバイスする。情報通信技術(ICT)を活用した「遠隔指導」で、先行きが見えぬ現状を乗り越えようとしている。

シャドーピッチングなど練習のお手本を撮影、編集して選手に動画送信

 教職員の行き来もまばらな臨時休校中の土佐塾中高校職員室。結城慎二監督がパソコン画面を眺めながら部員一人一人の動きを確認していた。「スイングのスタンスを1足分狭く」「腕の振りが遅い」。それぞれの注意点や改善点を記していた。

 土佐塾中高校はICT教育を推進しており、全生徒がタブレットを所有していたことが遠隔指導を始めるきっかけとなった。結城監督と友永和弘部長が「体を動かすイメージと実態が異なることに気付いてもらいたい」と考えた。

 3月2日からの休校を受け、3月5日から月末まで実施。4月上旬に数日間通常練習に戻ったが、13日から登校停止期間に入ったため、同日に再開した。

トレーニングメニューに対する監督と部員とのやりとり

 仕組みは、まず指導者側がインターネット上の教育アプリを使い、練習メニューを配信。部員はスイング、体幹トレ、ストレッチなどを自身で撮影し、1分~1分30秒の動画を作成して監督や部長に提出―。そうしたやりとりを週1度のペースで行っている。

 一方、監督らも「文字だけでは分かりにくい」と各メニューの“正しい形”を自らが実践して撮影。編集して動画投稿サイト「YouTube」で部員に限定配信している。

 こうした取り組みに対し、3年の久保川詩穏内野手は「動画を何度も見ることで、打撃フォームの修正点がより分かり、体幹トレーニングも正しい形でやれるようになった。普段の練習と同じ緊張感も保てる。全体練習が再開した時が楽しみです」と手応えを感じている様子だ。

 「個々のスキルは全体的に向上している」と結城監督。「生徒が一日一日を無駄にしないよう過ごし、成長していくことが何より大事。新型コロナウイルスの先行きが見えず不安だが、子どもの努力と頑張りを支えていきたい」と話している。(谷川剛章)

高知のニュース 高知市 新型コロナウイルス

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