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2019.08.19 08:40

【読もっか U-15 高知の声】K-文化 浸透中!【動画】

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女子中心にじわじわと

写真1

写真2

写真3

 点滴パックのような容器のジュース=写真1、ハングルをあしらったパステルカラーの筆箱=写真2、ヴィヴィッドな赤のリップ=写真3=など、韓国の流行を取り入れたグルメやファッションが人気のようです。その“入り口”になっているのは、全米音楽チャートで1位になった男性グループ「BTS(防弾少年団)」や、紅白歌合戦に出場した女性グループ「TWICE」=写真4=らK―POPアイドル。

写真4(ゲッティ=共同)

 「U―15 高知の声」はこれらK―CULTURE(カルチャー)が、高知の中学生にどれほど人気なのか探ってみました。 (新田祐也、上野芙由子)
 

写真5

グルメから文具まで
 「韓国の原宿」といわれる明洞(みょんどん)で今、人気の食べ物が、串刺しのチーズに衣を付けて揚げる「チーズドッグ」。
 
 高知市内で店頭販売している店は、少なくとも5店。今年2月、高知市北本町2丁目にオープンした、韓国の若者グルメを売っている「MODISCH」でも、一番人気はこれ=写真5。
 
 とろ~りチーズが「インスタ映え」することが受けていて、「食べる姿をスマートフォンで撮り合ってますね」と女性店長さん。
 
 文具にもK―CULTUREが。高知市朝倉東町のフジグラン高知店内にある雑貨店「スペース田中」。店員さんによると「特に筆箱。店に並ぶものの7割ほどが、ハングルやパステルカラーを使った商品」。さらにペンやメモ帳にも拡大中なんだとか。
 
 パステルカラーこそ、K―CULTUREらしい色。高知市の土佐中学校2年の女子が解説してくれました。「好きな韓国の女性アイドルが、ミュージックビデオで着る衣装や小物の色」。それが「学校に持っていける」文具で使われ、人気になっているのです。
 
 ヴィヴィッドな赤も、K―CULTUREらしい色。韓国風メークに欠かせない口紅はそんな色で、高知市の城北中学校1年の女子によると「韓国製が発色が良くてカワイイ」んですって。







 
自分も踊ってみたい
 MODISCHは、そもそもBTSファンの店長さんが「ファンの交流の場をつくりたかった」というのが、オープンの理由。
 
 等身大ポスターが並ぶ店内。ただBTSだけでなく、幅広くK―POPファンがやってきます。店で中学生たちに魅力を聞くと、「顔は超美形やのに、ダンスはキレキレ」「練習量とか努力がヤバい」「ほかのアイドルより完成度が高い」。笑顔を輝かせて教えてくれました。
 
 そのダンスを「自分も踊りたい」という中学生も。高知市はりまや町2丁目のダンススタジオ「SOUL N.Y」は今春、K―POPダンスに特化したレッスンを始めました=写真6。
 
 すると「体験レッスンを含め、生徒の7割近くが中学生。今までにない反応」と、インストラクターも驚くほどの人気に。
 
 生徒の一人、城北中学校2年の女子は「韓国アイドルになるのが夢」。家ではYouTubeで、ダンスだけでなくハングルも勉強中で、「選択授業にハングルがある高知東高校(高知市)を目指します」と宣言していました。
 
 その高知東高によると、本年度、その授業を選んだ生徒は「例年より10~20人ほど多く、2年生は定員を上回りました」。
 

BTSのメンバー(聯合=共同)

親世代と違う価値観
 K―CULTUREの浸透度合いを、何人もの女子中学生がこう表現しました。「K―POPの熱狂的なファンは、クラスの女子の2割」で、男子は「クラスに1人いるかいないか」。ただ「少なくとも女子の半分が、(グルメやメークに)興味がある」というのです。
 
 情報源はSNS(会員制交流サイト)。アイドル自身に加え、韓国の同世代が自撮りしたファッション、韓国旅行に行った日本人の発信もおさえているようで。
 
 ダンスレッスン生の母親(41)は不思議そう。「K―POP好きの中学生が憧れるのは、アメリカでなく韓国。なんか新しい価値観を持っている気がしています」
 
 このようにK―CULTUREが県内の中学生に広がる一方、日韓両国の関係は今、過去最悪ともいわれています。領土問題、太平洋戦争時に強制労働させられた人へのつぐないをめぐる対立…。
 
 別の土佐中学校2年の女子は、言います。「日本が主張しないといけないのは分かる」「韓国が嫌いな友達もいる。それも分かる」。ただそんな空気の中、「K―POPが聞きづらくなるのがつらい」
 
 そして、こう続けました。「でも、もしK―POPが存在しなかったら、私も韓国を嫌いだったかも。韓国の良い面を知っていて、良かった」

高知のニュース こども高知新聞

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