2017.05.15 08:10

小社会 大城立裕さんが米軍基地問題を取り上げた「カクテル…

 大城立裕さんが米軍基地問題を取り上げた「カクテル・パーティー」で、沖縄の作家として初めて芥川賞を受けたのは1967年。「本土復帰」が実現する5年前のことだ。

 復帰願望に懐疑的だった大城さんが復帰へと傾いたのは、異民族支配下の治外法権に対する違和感からだ。憲法で基本的人権の保障を約束する復帰しかないのか、という苦渋の決断だったが、「裏切られることになったのは『復帰』後のことである」(「生きなおす沖縄」)。

 裏切りはさまざまな形で表れている。復帰時、沖縄にある米軍専用施設の面積は日本全体の6割弱だった。それが現在は7割に上昇している。米軍基地の整理・縮小の進み具合に差があり、沖縄への集中が進んだのだ。人権を脅かす事件・事故も後を絶たない。

 歴代政権は沖縄の負担軽減を繰り返し口にしてきたが、言行不一致のそしりは免れない。民意を徹底的に無視し、辺野古への新基地建設を強行する安倍政権はその最たるものだろう。「粛々と進める」という言葉の何と冷たいことか。

 米軍基地の押し付けを沖縄への「構造的差別」とする受け止めは、ますます広がっているようだ。「ウチナンチュー(沖縄人)」としての自意識が一層強まっていったとき、本土との溝はさらに深まりかねない。

 きょう15日で沖縄の本土復帰から45年。「裏切られた」との思いにいつまでも無関心を装うことは許されない。

5月15日のこよみ。
旧暦の4月20日に当たります。みずのえ とら 六白 大安。
日の出は5時06分、日の入りは18時59分。
月の出は22時34分、月の入りは8時16分、月齢は18.6です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時06分、潮位82センチと、14時24分、潮位25センチです。
満潮は7時39分、潮位163センチと、21時11分、潮位157センチです。

5月16日のこよみ。
旧暦の4月21日に当たります。みずのと う 七赤 赤口。
日の出は5時05分、日の入りは19時00分。
月の出は23時19分、月の入りは9時06分、月齢は19.6です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で2時43分、潮位88センチと、15時03分、潮位32センチです。
満潮は8時13分、潮位155センチと、21時56分、潮位150センチです。

カテゴリー: 小社会コラム


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