2017.04.15 08:36

刺し身で食べれる高知の「清水さば」守れ! 取扱店に承認制度

配布が始まった「清水さば」の承認看板とのぼり(高知県土佐清水市元町の「お食事処あしずり」)
配布が始まった「清水さば」の承認看板とのぼり(高知県土佐清水市元町の「お食事処あしずり」)
 「清水さば」のブランドを守ろうと、高知県土佐清水市の高知県漁協清水統括支所が取扱店の承認制度を4月14日、スタートさせた。

 高知県漁協清水統括支所によると、取引のない飲食店で「名前を偽って『清水さば』を提供している可能性がある」ためで、消費者の“目印”となるよう加盟店舗に看板とのぼりを配布する。高知県漁協清水統括支所は「お客さんが正真正銘の『清水さば』を安心して食べられるようになれば」と期待している。

 高知県漁協清水統括支所は、足摺沖で釣って支所に水揚げしたゴマサバを「土佐の清水さば」と定義。2000年に商標登録した。釣り上げた魚は、一部そのまま鮮魚で出荷するが、多くは支所の水槽で蓄養し、出荷直前に生き締めする。「刺し身で食べられる」とのPRが当たり、極端な豊漁や不漁を除いて例年4万~6万匹を販売する。

 承認制度のきっかけは2016年夏、天候不順などで出荷できなかった時期に、高知市内で「清水さば」が提供されている事態を把握したこと。“偽物”は以前から指摘されていたが、岡林大志支所長は「消費者のためにも、対策が必要と痛感した」という。

 承認制度の加盟店には、看板(縦21センチ×横16センチ)、のぼり(縦177センチ×横60センチ)を配布。店側には、欠品の場合はのぼりを出さないよう努める▽仕入れを止めた場合は看板、のぼりを返還する―ことを約束してもらう。

 配布は地元の店から始め、順次範囲を拡大。取引のある高知県内100店舗ほどの飲食店全てに、加盟を要請していく。

 高知県漁協清水統括支所は「看板とのぼりには清水さばのロゴを大きく配し、PR効果もあるはず。多くの店に協力してもらいたい」としている。

カテゴリー: 主要政治・経済幡多


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