2016.03.16 10:46

春告げるタベサナエ羽化シーズン 高知県四万十市のトンボ公園

羽を広げて乾かす2匹のタベサナエ(写真はいずれも四万十市のトンボ自然公園)

ヤゴの殻から体を出すタベサナエ

 高知県四万十市具同のトンボ自然公園で、今年もトンボの羽化シーズンが始まった。公園を管理する「トンボと自然を考える会」の杉村光俊常務理事によると、数日前から次々とタベサナエが羽化しており、待ちかねた春を喜ぶように、羽を輝かせて園内を飛び回っている。

 タベサナエは全長約4センチで、西日本に生息するトンボの中で最も羽化が早い種類の一つ。黒地に雌は黄色、雄は黄緑の斑点があり、高知県内では四万十川流域などに生息する。

 杉村さんが13日に園内でヤゴの抜け殻を見つけ、その1、2日前に羽化したとみられる。15日には午前9時半ごろから、園内の小川周辺でタベサナエが次々と羽化した。こげ茶の殻から抜け出したトンボは、ゆっくり時間をかけて薄く透明な羽を広げ、青空に飛び立っていった。

 杉村さんは「近年は羽化の始まりが3月10日すぎになっているが、1990年代後半は今より10日遅かった。トンボが教えてくれる環境の変化に注意していきたい」と話していた。
カテゴリー: 主要環境・科学幡多


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