2016.03.16 10:37

菜七子騎手に高知競馬が沸く 懸命の走りも初勝利ならず

初の高知競馬で疾走する藤田菜七子騎手(写真はいずれも高知競馬場)
初の高知競馬で疾走する藤田菜七子騎手(写真はいずれも高知競馬場)
 “菜七子フィーバー”が高知にもやって来た――。日本中央競馬会(JRA)で16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、藤田菜七子騎手(18)が15日、高知競馬(高知市長浜)に初参戦した。競馬界の「アイドル」がお目見えするとあって、県内外から約2600人が来場。念願の初勝利はならなかったが、懸命の走りでファンを沸かせた。

「これからも応援してほしい」と話す藤田騎手
「これからも応援してほしい」と話す藤田騎手
 藤田騎手はJRA史上7人目の女性騎手で、3月3日に川崎競馬でデビューした。テレビの情報番組で紹介されると「かわいすぎる」と話題に。注目度は高く、この日も在京テレビ局を含む51社、105人が集まった。

 「ナマで見たかったんです!」。高知市布師田の鍵山未来さん(21)は、藤田騎手見たさに初めて競馬場に足を運んだ。パドックを回る藤田騎手にカメラを向け、「やっぱりかわいかった。来て良かったです」。

 奈良県王寺町の井戸本禎(ただし)さん(46)も高知競馬は初めて。「藤田さんの初勝利を見たくて。ちやほやされてるけど、すごく真剣な顔だった。一層好きになりました」。最終レースまで見届け、夜行バスで帰路に就いた。

 藤田騎手は、JRAとの交流レース「はりまや盃」など計6レースに騎乗。最高位は3着だった。

 高知市吉田町の小松克充(かつみ)さん(56)は競馬歴20年。「先頭集団に行ったとき、思わず『菜七子ー』と声が出た」と言い、「フォームがきれいで華がある。GⅠで活躍してから、高知に戻ってきてほしい」。

 この日は、JRAの一流馬が出走する「黒船賞」もあった。高知県競馬組合によると、入場者数は2015年の交流レースより約千人多い2660人。売り上げも2億3千万円増の約6億3600万円に上った。

 藤田騎手はレース後に記者会見し、「初めての競馬場でとても緊張した。結果が出せずに悔しい。早く勝ちたい」「声援がとてもうれしかった。これからも応援してほしい」と話した。


カテゴリー: スポーツ高知競馬高知中央スポーツ


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