2016.03.15 10:54

高知県安芸市の奈比賀地区で住民の「10円カフェ」など盛況

住民が笑顔で盛り上がる10円カフェ(高知県安芸市奈比賀)
住民が笑顔で盛り上がる10円カフェ(高知県安芸市奈比賀)
 少子高齢化が進む地域を盛り上げようと、高知県安芸市の山間地、奈比賀地区の住民が2015年から毎月1回、地元公民館で交流会を続けている。女性が多く集まる「10円カフェ」、男性中心の「100円横丁」の名称で、調理した軽食や持ち込んだ酒、肴(さかな)を楽しんでいる。地域の活性化や鳥獣被害対策など話題は盛りだくさんで、山あいにある憩いの場として、小さなにぎわいを生んでいる。

 安芸市の奈比賀地区は市街地の北東部に位置し、伊尾木川に沿って車で15分ほどの距離。約130人の住民のうち、65歳以上が6割近くを占める。

 「10円カフェ」は、「気軽に立ち寄れる喫茶みたいに住民が交流できる場を」と、奈比賀女性部(安岡千代子部長、約10人)が2015年2月に始めた。

 1回の参加費はたったの10円。毎月第1木曜日の午前中、部員が3人ずつ交代で切り盛りし、コーヒーやスパゲティなど手作りの軽食で住民をもてなす。参加費を10円以上払う住民も多く、それを食材費などに充てた。

 3月は奈比賀公民館内にひな人形を飾り、女性たちがお手製バッグの作り方を教えあうなど話も弾んだ。公民館長も務める安岡部長(68)は「毎月25人ほどが来てくれて定着してきた。つながりが深まり、やってよかった。雑談をヒントに、地域のためにできることを模索したい」と意気込んでいる。

 一方、「100円横丁」は「男の井戸端会議」と称して、奈比賀地区社会福祉協議会(畠山健会長)が2015年3月から毎月15日の夜開いている。2年前、地域の在り方を考える安芸市の「まちづくり懇談会」が始まったことを受け、「地域づくりを人任せにせず行動しよう」と住民が発案した。

 会議の活動費として毎回1人100円を集める。酒と肴を持ち寄り、鳥獣被害の現状や活性化などを語り合って杯を交わす。40~70代の15人ほどが参加しており、畠山会長は「男性中心の集まりは今までなかった。年寄りだけでなく若者の参加も増やしたい」と、さらなるにぎわいを期待している。

カテゴリー: 主要文化・芸能安芸


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