2017.02.28 08:20

小社会 近ごろ高知新聞に載った講演の筆記録で面白かった…

 近ごろ高知新聞に載った講演の筆記録で面白かったのは、高知の定置網漁を巡るお話。水産庁に20年以上勤め、現在は魚食や漁業の「伝道師」として講演などの活動をしている上田勝彦さんは、「高知は魚の百貨店だ」という。
 
 全国で流通している約300魚種の半分ぐらいは高知で捕れる。中でも少量多種が武器の定置網は資源に優しく、一年中飽きない魚があり、それぞれの味に個性がある。だから「百貨店」。だが日本人の魚離れは止まらない。

 水産業界に「俺たちが魚を一番よく知っている。食べりゃ分かんだ、お客さんよ」という「浜から目線」がある。それを改め、魚と客をつなぐ人たちを育てようという上田さんの指摘は鋭い。

 講演録を読んで、日本の漁業を取り巻く矛盾にも気づかされた。クロマグロやウナギなどを絶滅が心配されるほど取り尽くす。その一方で魚の消費量はさらに下降線を描くのはどういうことだろう。水産業界だけでなく、流通や販売、消費者なども含めた全体の課題だ。

 全国の定置網には何百種類もの魚が入る。特定の魚に偏るのではなく、少しずつでもいいからそれぞれの魚を味わうのもいいだろう。定置網は季節ごとにどんな魚がどこで捕れ、潮の流れなどを読んで設置する。そんな知恵やノウハウが蓄積されている。

 先人たちが守ってきた「魚の百貨店」に学び、少量多種に磨きをかける。高知の海岸線は長く、漁場は広い。


2月28日のこよみ。
旧暦の2月3日に当たります。ひのえ いぬ 二黒 仏滅。
日の出は6時36分、日の入りは18時02分。
月の出は7時35分、月の入りは19時44分、月齢は1.5です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で0時58分、潮位-6センチと、13時14分、潮位27センチです。
満潮は7時20分、潮位173センチと、19時13分、潮位177センチです。

3月1日のこよみ。
旧暦の2月4日に当たります。ひのと ゐ 三碧 大安。
日の出は6時35分、日の入りは18時02分。
月の出は8時13分、月の入りは20時49分、月齢は2.5です。
潮は中潮で、干潮は高知港標準で1時33分、潮位1センチと、13時52分、潮位22センチです。
満潮は7時51分、潮位172センチと、19時56分、潮位172センチです。
カテゴリー: 小社会コラム


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