2017.02.08 10:40

「赤ちゃん会」2017年は4/9高知、4/29宿毛で 新生児4割が参加

赤ちゃんの泣き声、笑い声であふれる会場(2016年の高知会場)
赤ちゃんの泣き声、笑い声であふれる会場(2016年の高知会場)
 子育て応援イベント「第87回赤ちゃん会」の参加者募集が2017年も始まりました。赤ちゃん会は戦前に産声を上げ、これまでに12万人以上が参加。今でも高知県内で生まれた新生児の約4割が来場しており、2017年は4月9日に高知市、4月29日に宿毛市で開かれます。芽吹きの季節に新しい命を祝福する赤ちゃん会―。多くの参加をお待ちしております。


 ■1929年にスタート
 赤ちゃん会が始まったのは1929(昭和4)年。乳幼児の栄養や健康に関する知識や情報が普及しておらず死亡率も高かった当時、わが子の発育や健康の状態を知ってもらおうと「赤ちゃん審査会」の名称で開催されました。

 終戦前後に2年間中断し、1947年に再開。戦後の混乱の中、1027人が参加しました。「審査会」の文字通り、当初は赤ちゃんの体格を競うコンクール色が強いものでしたが、1969年からは「赤ちゃん診査会」、さらに1989年からは現在の「赤ちゃん会」へと名称を変えました。

 運営は医師や歯科医師のほか、保健師、看護師、栄養士、歯科衛生士、学生ら多方面のボランティアが協力。健康診断や育児相談を通じて、保護者に健全な育児方法を学んでもらえる内容に変化してきています。

 ■皮膚科、歯科医も
 核家族化が進む中で、ともすれば孤立しがちなお母さん、お父さんを応援することも赤ちゃん会の大きな役割です。

 その一つが1960年に設けられた「育児努力賞」。これは病気などの障害を乗り越え、育児に取り組んでいる保護者に、その努力をたたえ贈るものです。

 小児科医として赤ちゃん会に長年関わってきた南国市の石本浩市さん(65)は「子どもの健康管理で苦労している保護者の頑張りをたたえる場はそれほどない。子育ての励みになる意味ある賞」と話します。

 近年は専門家による相談コーナーも開設。相談役も務める石本さんは「赤ちゃん会は皮膚科医、歯科医、保健師など、さまざまな専門家に何でも聞ける場。あまり相談する相手がいない親御さんは、この場で育児に関する悩みを話してほしい」と呼び掛けています。

 ■人気の記念新聞
 親戚や友人宅で、赤ちゃんを中心に家族の写真が大きく掲載された記念新聞を見た方も多いのではないでしょうか。

 赤ちゃん会に参加した記念にしてもらおうと、2004年から始めたのが「記念ミニ新聞」です。会場で撮影した家族の写真を入れた「世界に一枚だけの新聞」を有料で発行しています。

 フルカラーのA3判で1部500円。注文した方にはプリント写真も販売しています(キャビネサイズ500円)。きょうだいやおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に撮影することも可能で、2016年は参加家族の約7割の方に利用していただきました。

 2017年に、新たに企画しているのは「赤ちゃん会タイムスリップ」。約30年前の赤ちゃん会の様子を伝える高知新聞の紙面をご覧いただけるコーナーを設ける予定です。もしかするとお母さん、お父さんが赤ちゃんのころの姿がそこにあるかもしれません。

 2016年の赤ちゃん会に参加したお母さんはその体験をこう振り返ります。

 「赤ちゃん会はお母さん、お父さんへのご褒美。検診とは違った温かい雰囲気で、基本褒めてもらえる。同年代の赤ちゃんの姿をたくさん見られるのも楽しい」

 新しい命の誕生を祝い、みんなが笑顔になる赤ちゃん会。今年もたくさんの赤ちゃんに会えることを楽しみにしています。

お申し込みはこちらから赤ちゃん会2017

会場の様子はこちらからご覧下さい

カテゴリー: 社会医療・健康ニュース教育


ページトップへ