2016.11.01 08:25

高知県内で紅葉の本格シーズンに 2016年度紅葉だより

紅葉が彩るべふ峡(2015年11月7日、香美市物部町別府)
紅葉が彩るべふ峡(2015年11月7日、香美市物部町別府)
 秋の装いがやっと深まり、四国各地の山や渓谷ではいよいよ11月から紅葉の本格シーズンに入ります。

べふ峡(高知県香美市物部町)
 物部川源流域の剣山国定公園に広がる渓谷。山全体が赤や黄色に染まる風景が魅力で、名所の屏風(びょうぶ)岩など白い石灰岩との対比が美しい。見頃は11月中旬ごろ。
 紅葉狩りの拠点となるべふ峡温泉では、バンガローでの宿泊ができるほか、日帰り入浴(大人620円、小学生以下310円)も可能。レストランでは、地元の鹿肉をステーキやから揚げなどで楽しめる。
 べふ峡温泉から車で10分ほど物部川上流部へ行くと、地元有志でつくる「べふ峡保勝会」が「もみじ茶屋」を開いている。手打ちそばや田舎ずし、アメゴの塩焼きなどを販売しており、11月末まで。
 【メモ】香美市物部町大栃から国道195号を車で約30分。問い合わせはべふ峡保勝会(0887・58・4511)へ。

轟の滝、大荒の滝(高知県香美市香北町)
 落差82メートル、「日本の滝百選」にも選ばれている「轟(とどろ)の滝」=香北町猪野々=と落差40メートルの「大荒(おおあれ)の滝」=香北町谷相。ともに滝の周りを木々が囲み、青い水面(みなも)と赤や黄に染まった紅葉のコントラストが魅力だ。
 見頃は11月いっぱい。住民らが開く恒例の「香北もみじ祭り」は轟の滝で11月19日、大荒の滝で20日のいずれも午前11時~午後3時。琴の演奏や野だてが催され、そばや田舎ずし、おでんなどの販売もある。
 轟の滝の茶屋は1日~12月4日に営業する。午前10時~午後3時(土日は日没まで)で、イノシシ肉のカレーなどを提供する。
 【メモ】轟の滝、大荒の滝とも香美市香北町の道の駅「美良布」から国道195号、県道久保大宮線を経て、車で約40分。問い合わせは香美市いんふぉめーしょん(0887・52・9880)へ。

嶺北(大豊町、本山町、土佐町、大川村)
 今年は全体的に、色づき始めるのが例年より遅れている。大川村の大北川渓谷は11月中旬が見頃で、川べりのカエデ類など渓谷全体が鮮やかに色づく。落差が約100メートルある「小金(こがね)滝」の周辺でも楽しめる。
 本山町は行川渓谷や汗見川渓谷が定番で、11月中旬に見頃を迎える。11月13日には行川渓谷で住民が紅葉狩りのイベントを開く。行川沿いを散策した後、石窯ピザの昼食を楽しむ。参加費は昼食代込みの1500円で「地域交流かんのん舎(や)」へ申し込みが必要。
 土佐町は瀬戸川渓谷や稲村ダム周辺が有名で、11月中旬までが見頃。大豊町は梶ケ森周辺の「龍王の滝」、山荘梶ケ森の散策道などで、11月上旬まで。境内でモミジが楽しめる定福寺も人気スポットだ。
 【メモ】大北川渓谷は県道本川大杉線から大川村小松の「小松川橋」手前を県道高知伊予三島線に入り、車で約10分。問い合わせは大川村役場(0887・84・2211)、地域交流かんのん舎(0887・76・3017)、土佐町産業振興課(0887・82・2450)、山荘梶ケ森(0887・74・0256)へ。

程野の滝(いの町吾北地域))
 100メートル以上の落差がある西滝ではカエデやミズナラ、コナラ、東滝ではカエデなどの紅葉が楽しめる。見頃は毎年11月初旬だが、今年は少し遅めでも間に合いそう。
 「グリーンパークほどの」では、地元住民らでつくる実行委員会が11月13日に「第27回ほのほの王国 もみじまつり」を開く。津賀ノ谷獅子舞や吾北清流太鼓など地元の伝統芸能を楽しめるほか、地元の特産物の出店もある。
 【メモ】高知自動車道・伊野インターチェンジから車で約1時間20分。国道33号、194号を経由し、いの町吾北総合支所(旧吾北村役場)を過ぎた後、案内板のある場所から林道へ。問い合わせは町観光協会(088・893・1211)へ。

安居渓谷(仁淀川町)
 仁淀川の支流で「仁淀ブルー」と称される安居川の澄み切った流れに色鮮やかな紅葉が映える。渓谷美も見どころで「千仞(せんじん)峡」、「乙女河原」などの行楽ポイントがあるほか、遊歩道を歩けば、岩肌を流れ落ちる「飛龍の滝」や落差約60メートルの「昇龍の滝」なども観賞できる。例年の見頃は11月初旬から中旬だが、遅れ気味。渓谷中心部には宿泊施設「宝来荘」があり、食堂で川魚定食などが味わえる。
 【メモ】国道439号などを経て、県道安居公園線へ。問い合わせは仁淀川町池川総合支所地域振興課(0889・34・2114)へ。

中津渓谷(仁淀川町)
 仁淀川の支流、中津川の渓谷。風景の変化に富んだ渓流沿いを散策できる遊歩道が整備され、「雨竜(うりゅう)の滝」「竜宮淵」などの行楽スポットがある。渓谷入り口には、飲食ができる笑美寿(えびす)茶屋や温泉宿泊施設「ゆの森」もある。例年、11月中旬~下旬に見頃を迎える。11月13日には地域の観光協会による「第17回 中津渓谷紅葉まつり」が行われ、しし鍋やアメゴの塩焼きなどの販売がある。
 【メモ】国道33号から、仁淀川町名野川で県道中津公園線へ。問い合わせは町産業建設課(0889・35・1083)へ。

黒尊渓谷(四万十市西土佐地域)
 四万十川支流で屈指の透明度を誇り、環境省の「平成の名水百選」にも選ばれた黒尊川流域の渓谷。上流は神殿橋付近、下流は玖木が人気の紅葉スポット。見頃は例年通り11月初旬~下旬ごろになりそう。
 11月12日には黒尊親水公園で「しまんと黒尊むらまつり」が開かれる。赤飯やちらしずしなど地元食材を生かした料理が楽しめる。
 【メモ】四万十市の土佐くろしお鉄道中村駅から、国道441号を四万十市西土佐口屋内まで車で約30分。市道口屋内宇和島線に入り玖木まで約15分、神殿橋まで約30分。紅葉の問い合わせは「四万十川の駅 カヌー館」(0880・52・2121)、「しまんと黒尊むらまつり」は農家レストラン「しゃえんじり」(0880・54・1477)へ。

カテゴリー: 行楽ガイド社会観光


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