2016.11.01 08:15

【いのぐ】第4部 南海トラフ地震研究最前線[1]見えてきた海底の動き

 確実に迫る次の南海トラフ地震。現在の科学はその構造解明にどこまで迫っているのか。高知新聞の防災プロジェクト「いのぐ」連載第4部は、地震研究の最前線をリポートする。

 2000年2月。春を待つ熊野灘に海上保安庁の測量船「明洋」が、米俵ほどの装置をゆっくりと投下した。次の南海トラフ地震を探るため深海底の動きを捉えようという壮大な研究が始動した瞬間だった。

 それから12年をかけ潮岬沖、室戸岬沖…、静岡県沖から日向灘まで計15カ所の海底に、観測機器が設置された。

  ■  ■  

海上保安庁が観測したプレートの動き。移動距離が大きい場所と小さい場所があり、動き方は均一でないことが分かる(海上保安庁提供)
海上保安庁が観測したプレートの動き。移動距離が大きい場所と小さい場所があり、動き方は均一でないことが分かる(海上保安庁提供)
 南海トラフ地震は、日本列島が載るユーラシアプレート(岩板)を海側のフィリピン海プレートが押し込むことによる地殻変動で起きる。...

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。


関連記事

もっと見る

カテゴリー: いのぐ環境・科学災害・防災


ページトップへ