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2021.10.19 08:36

幡多地域から台湾移住の漁民多い?高知大・吉尾名誉教授が国際シンポで発表「取れる魚種似る」

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沖合に黒潮が流れる南方澳の漁港(吉尾寛さん提供)

沖合に黒潮が流れる南方澳の漁港(吉尾寛さん提供)

 戦前に台湾の港町・南方澳(なんほうおう)へ移民した高知県漁業者について調査している高知大学の吉尾寛名誉教授(68)=東洋史=がこのほど、現地博物館などが開催したシンポジウムで研究成果を発表した。移民約150人の多くは漁業条件の似た幡多地域出身とみられる、という。

 南方澳は台湾東北部に位置し、沖合は黒潮が流れる好漁場。日本統治下の1921(大正10)年に漁港整備が始まり、23年に完成した。吉尾さんによると台湾総督府が主導した本県関係の移民事業は4期に分かれ、09~11年の第1期は安芸郡野根村(現東洋町)の漁民十数人が移住。漁港完成後の第2期以降は39年までに24世帯139人が移住した、と確認されている。…

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