2021.10.10 08:35
ソバの花、白く染める 高知県本山町と南国市
満開に咲いたソバの花。実の収穫は10月下旬から(本山町屋所)
汗見川では、約40アールの段々畑にぎっしり開花。見る人を和ませている。
古くから、粘りと味と香りが濃いそばが打たれてきた地区。周辺6集落の住民で構成する汗見川活性化推進委員会が10年ほど前から、休耕田でソバを栽培する。
今年は昨年より多めに種をまき、実の収穫を2割ほど増やせる見込み。同委員会の川村光正さん(65)は「よう咲いた。収穫前に台風が来んことだけを祈っている」と話した。
国分寺の北側に広がる、ソバの花の〝白いじゅうたん〟(南国市国分)
かつて土佐国分寺の主要施設があった伽藍(がらん)域内。犬を連れ、あぜ道を散歩する人々も「紀貫之さんもこの光景を見たろうか」「風情があるねえ」と、まほろばの昔に思いをはせていた。(谷沢丈流、横田宰成)
10/30に収穫、そば打ち体験 本山町
汗見川活性化推進委員会は30日、長岡郡本山町の汗見川地区でソバの実の収穫とそば打ち体験のイベントを行う。参加費は3千円(小中学生2千円)。25日締め切り。申し込み、問い合わせは汗見川ふれあいの郷(さと)清流館(0887・82・1231)へ。