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2021.10.09 08:35

観光列車〝東部号〟発進 55人が景色・もてなし堪能 高知―奈半利

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ホームに集まった地元住民らと手を振り合う乗客ら(奈半利町乙のごめん・なはり線奈半利駅=横田宰成撮影)

ホームに集まった地元住民らと手を振り合う乗客ら(奈半利町乙のごめん・なはり線奈半利駅=横田宰成撮影)

 JR四国の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が8日、県東部への運行を開始した。JR高知駅と土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の奈半利駅を結ぶ片道約2時間半の旅。往復で計55人の乗客が、海沿いの景色や沿線住民のもてなしを堪能した。

 「志国―」は昨年7月から、週末などにJR土讃線高知―窪川間を運行中。“東部号”は、ごめん・なはり線に活気を呼ぼうと県がJRに乗り入れを打診し実現した。

 初日は高知駅で記念式典の後、正午に列車が出発。乗客は車窓から香長平野の穀倉地帯や太平洋など雄大な景色を眺めた。夜須、安芸駅で停車中は海辺を散歩したり、直販所で買い物を楽しんだり。シイラやマグロを使った東部号ならではの食事も好評だった。

 各駅ホームではフラフを持った住民やゆるキャラが歓迎。沿線の小学校から児童が「いらっしゃーい!」と手を振り、乗客が「かわいー」と身を乗り出す場面もあった。

 愛媛県今治市の久保充さん(78)、佳子さん(72)夫妻は「いろんな観光列車に乗ったけど、沿線の人のお出迎えがすごい。太平洋もきれいだった」と満喫した様子だった。

 運行は12月24日までの毎週金曜と10月31日。高知駅は正午発、奈半利駅は午後3時17分発。料金は大人1万4800円から。JR四国ツアー(087・825・1662)など、各旅行業者に申し込む。(深田恵衣)

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