2021.10.06 08:38
幡多に映画文化定着を 四万十市の男性、定期上映会へ始動 黒潮町で10/8から
上映する映画のポスターを掲げる米津太さん=左(黒潮町の大方あかつき館)
同市中村弥生町で映像制作会社「スタジオウェイブ」を営む米津太さん(52)=黒潮町出身。同市などが舞台になった映画「あらうんど四万十~カールニカーラン~」のプロデューサーも務めた。
同市中村栄町にあった「中村太陽館」が2005年に閉館して以降、県西部は映画館ゼロ地域。米津さんは「高知市まで行かなくても、大きなスクリーンで幅広い作品を見てもらえるようにしたい」と19年秋にも上映会を開いた。ただその後、新型コロナウイルスの流行もあって継続開催には至らなかったという。
今回は8~10日に「HOKUSAI」(橋本一監督)と、「青葉家のテーブル」(松本壮史監督)をそれぞれ1~2回上映。当日券のみで大人1600円、大学生以下と60歳以上、障害者は1300円。会員制交流サイトなどの宣伝を見たことを伝えると、300円を割り引く。
次回開催は12月に予定しており、作品は動画配信やDVD販売前の邦画を中心に選ぶという。米津さんは「コロナや客入りの状況を見ながらになるが、いずれは毎月上映会を開きたい」と意欲を見せている。
上映会の問い合わせは米津さん(090・2781・4428)へ。(河本真澄)