2021.10.05 08:35
四万十川に愛誓う 四万十市で2組が船上結婚式
四万十川で船上結婚式を挙げた2組(四万十市三里)
四万十市で4日、四万十川に浮かぶ屋形船の上での結婚式が行われ、市内外のカップル2組が雄大な流れに愛を誓った。
観光遊覧船業者らでつくる企業共同体「四万十D&H」(小椋茂昭代表)の恒例企画。例年「四万十の日」の4月10日に行っているが、新型コロナウイルス対策の観点などから今年は10月4日の“逆四万十の日”と日程を2回に分けた。
式を挙げたのは、四万十市古津賀の大久保蓮さん(31)と早紀さん(33)、高知市の久保潔さん(46)と三砂さん(46)。それぞれ白無垢(むく)と羽織袴(はかま)姿で屋形船に乗り込んだ。
1組ごとに船が三里沈下橋をくぐると、参列者がフラワーシャワーを浴びせ祝福。2組それぞれの子どもが感謝を込めた手紙を朗読し、新郎新婦が涙ぐむ場面もあった。
大久保さん夫妻は結婚10周年の節目で、早紀さんは「式ができなかった後悔はあったので、本当にうれしい」。久保さん夫妻は7月に入籍。潔さんは「雄大な四万十川のように、ゆったりした時間を過ごせる家庭にしたい」と笑顔だった。(今川彩香)