2021.09.21 08:35
土佐あかうしでボロネーゼ、高知市の商品開発会社が商品化 コロナ下需要減のすじ肉活用
土佐あかうしのすじ肉を使った家庭用パスタソース(高知市はりまや町2丁目のラ・プリマ・ヴォルタ)
すじ肉は三谷ミート(香美市)から調達。土佐あかうしのすじ肉はイベント時のカレー用などに人気で、同社には100キロ単位で注文が全国から来ていたが、昨春以降は中止が相次ぎ、半分以下に落ち込んでいるという。
このことを知った大塚社長が「すじ肉の甘味を生かしやすい」とボロネーゼを考案。レシピは、「ラ・プリマ・ヴォルタ」(高知市)オーナーシェフの諏訪恵治さんが、スタッフの菅原僚太さんと手掛けた。
化学調味料や保存料は不使用。しょうゆと白みそでこくを出し、アクセントにショウガを入れて仕上げた。
菅原さんは「脂の上質なうま味を引き出しつつ、こってりしすぎないよう注意した」。諏訪さんは「あえてマイルドに仕上げ、家庭でアレンジできる余白を残した。おうち時間に家族で楽しんで」と話している。
1人前(130グラム)1350円(税込み)。エイモンズのウェブサイトや、高知市のアグリコレットで販売している。(宮内萌子)