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2021.09.18 08:40

JR観光列車が高知県東部にも 10/8から運行、雄大な太平洋望み奈半利まで

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県東部の海沿いを進む「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」(安芸市下山=森部智成撮影)

県東部の海沿いを進む「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」(安芸市下山=森部智成撮影)

 
 JR四国の人気の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が、10月8日から県東部にお目見えする。高知駅から奈半利駅まで、のんびり片道2時間半の旅。このほど開かれた試乗会に参加した。

蒸気船をモチーフにした車両

蒸気船をモチーフにした車両

 「志国―」は昨年7月デビュー。土日祝日を中心に土讃線の高知―窪川間を運行しており、今年8月末までの乗車率は74%。新型コロナウイルス下でも高い人気を誇っている。コロナ禍で打撃を受けている土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の一助に、と県がJRに乗り入れを打診し、実現した。
発車2分前、高知駅にドラの音が響く。ごとん、と動きだした列車は後免駅から、なはり線へ。高知平野を見渡しつつ高架を進む。

 やがて「間もなく太平洋が見えてまいります」というアナウンス。視界がぱっと開け、列車の速度が落ちた。旅のアピールポイントである雄大な景色を堪能してもらおうと、太平洋を望む夜須―西分間はゆっくり運行するのだという。

ゆるキャラに見送られ、列車が走りだす(安芸駅=山下正晃撮影)

ゆるキャラに見送られ、列車が走りだす(安芸駅=山下正晃撮影)

 そして夜須、安芸の両駅でしばし停車。道の駅や、直販所で地元食材を買うことができるのも、この路線ならではの楽しみだ。

 途中駅では、地元のゆるキャラや住民らが手を振ったり、横断幕を掲げたり。接客担当乗務員の片木梨緒さん(20)=高知市=は、「県東部の新しい魅力を見つけに来てほしい。私たちのおもてなしにも注目してください」とPRした。

 運行は13日間(10月8日~12月24日の毎週金曜、10月31日の日曜)。高知駅は正午発、奈半利駅は午後3時17分発。食事などが付く旅行商品として販売中。料金は大人1万4800円から。申し込みはJR四国ツアー(087・825・1662)など、各旅行業者へ。(村上和陽)
 
 
ドラをたたく接客担当乗務員(奈半利駅)

ドラをたたく接客担当乗務員(奈半利駅)

地元食材を使った料理

地元食材を使った料理

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