2021.09.18 08:40
JR観光列車が高知県東部にも 10/8から運行、雄大な太平洋望み奈半利まで
県東部の海沿いを進む「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」(安芸市下山=森部智成撮影)
JR四国の人気の観光列車「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」が、10月8日から県東部にお目見えする。高知駅から奈半利駅まで、のんびり片道2時間半の旅。このほど開かれた試乗会に参加した。
蒸気船をモチーフにした車両
発車2分前、高知駅にドラの音が響く。ごとん、と動きだした列車は後免駅から、なはり線へ。高知平野を見渡しつつ高架を進む。
やがて「間もなく太平洋が見えてまいります」というアナウンス。視界がぱっと開け、列車の速度が落ちた。旅のアピールポイントである雄大な景色を堪能してもらおうと、太平洋を望む夜須―西分間はゆっくり運行するのだという。
ゆるキャラに見送られ、列車が走りだす(安芸駅=山下正晃撮影)
途中駅では、地元のゆるキャラや住民らが手を振ったり、横断幕を掲げたり。接客担当乗務員の片木梨緒さん(20)=高知市=は、「県東部の新しい魅力を見つけに来てほしい。私たちのおもてなしにも注目してください」とPRした。
運行は13日間(10月8日~12月24日の毎週金曜、10月31日の日曜)。高知駅は正午発、奈半利駅は午後3時17分発。食事などが付く旅行商品として販売中。料金は大人1万4800円から。申し込みはJR四国ツアー(087・825・1662)など、各旅行業者へ。(村上和陽)
ドラをたたく接客担当乗務員(奈半利駅)
地元食材を使った料理