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2021.09.08 08:44

「サムライせんせい」原稿展示 作者・黒江S介さん思い出紹介 高知市

幕末の年表や複製原稿などが並ぶ漫画「サムライせんせい」の企画展(高知市の横山隆一記念まんが館)
幕末の年表や複製原稿などが並ぶ漫画「サムライせんせい」の企画展(高知市の横山隆一記念まんが館)

 現代にタイムスリップした土佐勤王党の盟主、武市半平太を主人公にした高知ゆかりの人気漫画「サムライせんせい」の複製原稿など約330点が並ぶ企画展が、高知市九反田の横山隆一記念まんが館で開かれている。同作が昨年完結したのを記念したもので、制作のため同市に移住した作者、黒江S介さんと高知とのつながりも振り返る。20日まで。

 勤王党を弾圧する土佐藩主、山内容堂によって投獄された半平太が、突然150年後にタイムスリップしてしまう物語。学習塾の先生として真面目に奮闘する姿をユーモラスに描き、坂本龍馬や岡田以蔵ら縁の深い人物も現代に登場する。

 2013年にウェブコミックで連載開始。取材で度々来高していた黒江さんは16年に移住し、高知に身を置いて制作を続けた。20年10月に7年間の連載を終え、単行本全8巻が刊行されている。これまでドラマ化されたほか、18年には県内ロケで映画が製作された。

 本展ではデジタル作画の原稿や、メモが書き込まれた直筆の下絵などがずらり。半平太が生まれた1820年代以降の史実を作中のシーンと合わせて年表化し、幕末の時代背景が分かる構成にした。

 また黒江さんが移住後に作画で関わった仕事として、2017、18年の観光キャンペーン「志国高知 幕末維新博」関連グッズや、県内企業の商品を展示。茶摘みをしたりホタルを見たりと、高知での思い出を語ったインタビューも紹介されている。

 同館は「サムライせんせいには高知での取材や研究が生かされ、黒江さんの想像を交えながら人物が生き生きと動く面白さがある。歴史に興味を持ってもらうきっかけになれば」としている。祝日を除き月曜休館。(徳澄裕子)

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