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2021.09.05 08:35

土佐鳥瞰紀行(52)わんぱーくこうち(高知市)ドキドキわくわく、次代へ

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 観覧車はゆっくりと木々の合間を上がっていく。緑の屋根を越えると市街地のビルがにょきっと見える。反対方向には県民の台所、高知市卸売市場や五台山が見渡せる。

 てっぺんから地上まで約20メートル。隣のマンションより低いけれど、ふわりゆらりと空に浮かび、のんびりとした時間が流れる。

 わんぱーくこうちは1993年、高知市制100周年記念事業として子どもたちが自由に学び、遊べる総合公園として開園。4・5ヘクタールの敷地には芝生や人工滝などの庭園とともに、動物園「アニマルランド」と遊園地「プレイランド」を備える。

 近くに住む永野里見さん(38)は4歳のめいっ子と来園。「小さい頃は友達と探検ごっこ。滝で水遊びして動物園を駆け回った。高校は隣の南高に通い、夏休みはプレイランドでアルバイトもしました」と懐かしむ。

 幼い頃の遊び場は、誰かを連れてくる場所になった。「不思議でうれしいですね」と永野さん。ドキドキとわくわくは次代へとつながる。(佐藤邦昭)

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