2021.09.02 08:35

うんざりでした8月の長雨、高知市では15日連続 高知県内 平年の3倍超した地点も

 長雨、うんざりでした―。8月の高知県の天気は、高知市で15日間連続で雨が降ったほか、各地で平年の2倍から3倍超の雨量を記録した。太陽は雲に隠れがちで暑さも控えめ。最高気温が35度以上の猛暑日は昨年より14日も少ない計9日に。土佐らしさを感じないまま、夏が過ぎていく。

 今年は偏西風が蛇行して南側に流れた影響で、8月中旬から四国や中国地方に、いつもは発生しない前線が長く停滞した。そこに暖かく湿った空気が入り込み長雨になった。

傘が手放せなかった夏。県内の全地点で平年値を上回る雨が降った(8月14日、高知市はりまや町1丁目=佐藤邦昭撮影)
傘が手放せなかった夏。県内の全地点で平年値を上回る雨が降った(8月14日、高知市はりまや町1丁目=佐藤邦昭撮影)
 高知地方気象台によると、高知市は11日から15日連続で雨が降るなど、計22日で雨量を観測。県内の全26地点で8月の総雨量が平年を超し、大雨警報も計13日間発表された。

 安芸郡馬路村魚梁瀬は2・4倍の1667ミリ▽香美市繁藤は3・1倍の1349ミリ▽室戸市佐喜浜は3・6倍の1125ミリ―という状態。高知市も841ミリで平年の2・9倍だった。

 繁藤では6~25日に20日連続で0・5ミリ以上の雨が降り、平年の年間降水量(3387ミリ)の4割が1カ月に降った。暖かく湿った空気が南西から入り込んだ日が多く、県中部と東部の雨量が増える一方で、吾川郡仁淀川町や須崎市など中西部は微増から1・3倍にとどまった。

 雨が続いたぶん、気温は控えめとなり、県内の16地点全てで平年を0・4~1・2度下回った。

 高知市で最低気温25度以上の「熱帯夜」となったのは計12日で、昨年の計23日から半減した。特に10~22日の間は1日のみで、19日には21・7度まで下がるなど「エアコンいらずの夜」が続いた。

 一方、7月は雨が少なかった。県内26地点で平年を上回ったのは幡多地域と室戸市の7地点のみで、繁藤の総雨量は平年の46%に。猛暑日は計6日で昨年より2日多かった。

 同気象台は9月は晴れる日が多く、気温、雨量とも平年並みと予想している。(村上和陽)

カテゴリー: 高知のニュース季節・気候

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