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2021.08.28 08:34

オリジナルビール試作へ!高知・仁淀川町産のホップ初収穫、地元醸造所が栽培 

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仁淀川町で栽培されたホップ。ケネス・ムカイさんが丁寧に摘み取った(同町下名野川)

仁淀川町で栽培されたホップ。ケネス・ムカイさんが丁寧に摘み取った(同町下名野川)

 高知県吾川郡仁淀川町下名野川の地ビール醸造所「ムカイ・クラフト・ブルーイング」が27日、町内で栽培したホップを初めて収穫した。豊かな自然の中で育った町産ホップで、オリジナルのビールを試作する。

 ホップはつる性の多年草植物で、小さな松かさのような雌しべがビールの苦みや香りのもとになる。昨年11月にオープンした同醸造所は、茶やサツマイモなど町産の素材を生かしたビール造りにこだわっている。

 ホップは主に米国からの輸入品に頼っていたが、地元に根ざしたビール造りに挑戦しようと、昨年から今年にかけ、醸造所そばや同町長者地区など計5カ所で栽培。各地区の住民も栽培に協力している。

 この日は2カ所で、醸造所を経営するケネス・ムカイさん(52)らが、約600グラムを収穫。長雨の影響が心配されたものの、ケネスさんは「何とかできてくれた。香りもいい」。早速28日から仕込み、9月中旬には少なくとも約30リットルの仁淀川町産ホップ100%ビールができるという。

 試作ビールは味がよければ、醸造所併設のバーで提供する予定。ケネスさんは「輸入品と違い新鮮なホップで造るビールはおいしくなるので、楽しみ」。来年以降、さらに栽培場所を増やす計画で、「町内で育ててみたい人は声を掛けて」と話している。(楠瀬健太)

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