2021.08.24 08:35

闇夜にともる「大文字」 高知県四万十市で送り火

闇夜に浮かぶ大文字(四万十市間崎=島本正人撮影)
闇夜に浮かぶ大文字(四万十市間崎=島本正人撮影)
 高知県四万十市の伝統行事「大文字の送り火」が23日夜、同市間崎の十代地山で行われ、闇夜にこうこうと“大”の文字が浮かんだ。

 送り火は、同地区の住民が旧暦7月16日に毎年開催している盆行事。地区を四つに分け、持ち回りで運営している。一條房家が古里・京都の大文字焼きをしのんで始めたなど、由来は諸説ある。

 この日は、住民が山の斜面約25メートル四方に大の字形のまきを組んで並べた。午後7時に書き順に沿って点火されると、見物客から「よう燃えるね」「おお、きれいなねえ」と歓声が上がった。

 同地区長の伊賀原稔房さん(69)は「地区にとって一年で一番大事な行事。高齢化は進むが、これからも地域でやっていきたいね」と目を細めて炎を見守っていた。(今川彩香)

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