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2021.08.15 08:34

県展「写真」高知市で搬入始まる コロナ下、工夫の力作次々

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マスク姿の出品者が次々と訪れた県展写真部門の搬入(高知新聞放送会館=反田浩昭撮影)

マスク姿の出品者が次々と訪れた県展写真部門の搬入(高知新聞放送会館=反田浩昭撮影)

 今秋開催される「第75回県展」の写真作品の搬入が14日、他の部門に先駆けて、高知市本町3丁目の高知新聞放送会館で始まった。昨年に続いて新型コロナウイルスの影響を受ける中、各自が撮影場所や題材選びを工夫して撮った力作を次々と持ち込んだ。受け付けは15日午後4時まで。同日の搬入は1階ロビーで行われる。

 初日は、7階高新文化ホールで実施。訪れたマスク姿の出品者は、互いに距離を取って手続きを行い、大きな混雑はなかった。搬入作品は、例年に比べ祭りや人物のスナップ写真が少なく、マスク姿の神主を写した秋葉祭りの写真など、コロナ下の日常を捉えた作品も見られた。

 「撮影にも行きにくいし、人と会話しながら撮りたいけど厳しいね」。25年前から出品している土佐市の三宮秀元さん(73)は、搬入した3点のうち今年撮影した作品は1点のみ。四万十川の帆掛け船「舟母(せんば)」を写した作品で、「乗船者も少なかったけど、満足いく写真が撮れた」と話し、入選を期待していた。

 写真部門は、今月20日の1次審査で入選内定作品を選び、10月の2次審査で入賞作品などを決める。

 県展は高知新聞社とRKC高知放送の主催。同市高須の県立美術館、同市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で10月8~24日に開かれる。(楠瀬慶太)

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