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2021.08.10 08:38

よさこいの「密」もう一度 往時の夏 写真で回顧

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 きょう10日は、よさこい祭り本番!のはずだった。「密」を避ける生活が続き、祭りは今夏も開けず。19日からの特別演舞も中止になった。それでも、ディープなよさこい好きに聞けば聞くほど、意外と「仕方ない」の声は多い。「だってよ」と県内の踊り子。「“密”になるための祭りやきっ」

 確かに。高知新聞社が撮りためてきた写真には、今見ると笑ってしまうほどの「密」ぶりを示す記録がたくさん残っている。

 高知市の帯屋町演舞場は観客でぎゅうぎゅう詰め。踊り子の汗と鳴子が飛んできそうなほど近い。「聖地」と呼ばれる追手筋本部競演場では、感極まった踊り子があちこちで抱き合う。この距離感こそが、高知名物、よさこい名物だ。

 前夜祭会場の中央公園は、アーケードまで人がびっしり。マスクが必要なかったころ、仲間とともに気勢を上げ、「よっちょれ!」と叫ぶ。みんなで食べるご飯、水分補給すら楽しみの一つだ。

 人と人、心と心がぎゅっと重なり合い、同じ時間と空間を共有する。そんな素朴な喜びが、よさこい祭りの昔と今をつないでいく。またいつか、濃密な夏を過ごせますように。(竹内悠理菜)

第50回(2003年)

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