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2021.08.07 08:42

昭和、平成 懐かしの風景 高知市で古写真展 建物・街並み200点

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高知城内の高知市立動物園で飼育されていたゾウの「南海子」(龍馬の生まれたまち記念館提供)

高知城内の高知市立動物園で飼育されていたゾウの「南海子」(龍馬の生まれたまち記念館提供)

 昭和から平成にかけての県内の建物や街並みを撮影した写真を紹介する企画展「高知県の古写真展vol2 激動の昭和・平成」が、高知市上町2丁目の「龍馬の生まれたまち記念館」で開かれている。23日まで。

 会場には、1950年から92年まで高知城内にあった「高知市立動物園」で、“花形スター”として人気を集めたゾウの「南海子(なみこ)」や、巨大なキングコングの看板が目を引く高知市の映画館「セントラル劇場」、昭和30年代のよさこい祭りの様子など、ノスタルジーを感じさせる写真約200点が並ぶ。

 97年3月に撮影された播磨屋橋の朱色の欄干は、58年に設置されたもの。「がっかり名所」の汚名返上を目指した高知市が、93~98年に同地の再開発を行う中で97年9月に撤去され、歩道側にあった御影石の欄干(50年完成)を現在地に移動させた。現在、旧播磨屋橋は一部がはりまや橋公園の地下広場に移されている。

1997年3月に撮影された播磨屋橋。当時の橋の一部ははりまや橋公園の地下広場で見ることができる(龍馬の生まれたまち記念館提供)

1997年3月に撮影された播磨屋橋。当時の橋の一部ははりまや橋公園の地下広場で見ることができる(龍馬の生まれたまち記念館提供)

 同展は昨秋、県内外から昔の写真を募集して開催した企画展の続編で、昨年紹介できなかった写真を中心に展示している。

 同館の森本琢磨学芸員は「年配の方はもちろん、昔の高知を知らない若い人も、新鮮な気持ちで地元の歴史を感じてもらえれば」と話している。

 また関連企画として、コーナー展「オリンピックと高知」も開催中。32年のロサンゼルス五輪に競泳1500メートル自由形で出場し、14歳ながら五輪新記録で金メダルに輝いた故北村久寿雄(くすお)さん(高知市出身)の写真パネルや、64年の東京五輪で高知市内を走った聖火ランナーが持ったトーチなどを展示している。(谷沢丈流)

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