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2021.08.06 08:38

被爆女性(高知市)惨状回顧「原爆忘れたいが思い出す」

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洋子さんが手にする被爆者手帳は、所々ひび割れている(高知市内、画像の一部を加工しています)

洋子さんが手にする被爆者手帳は、所々ひび割れている(高知市内、画像の一部を加工しています)

100人以上の死に直面 ■ 偏見恐れ口閉じた76年

 1945年8月6日、広島に世界で初めて原爆が投下された。被爆者の中には社会の偏見や無理解から体験を語らない人も多い。14歳の時に動員先で被爆し、100人以上の死に直面した高知市の洋子さん(90)=仮名=も「損はあっても得はない」と、口をつぐんだまま過ごしてきた。それでも戦後に600人近くいた県内の被爆者が104人(3月末現在)に減る中、「匿名で構わなければ」と本紙の取材に応じた。

 高知市で生まれ育った洋子さんは、45年3月に同市の城東国民学校高等科(現在の中学校)を卒業し、翌月から広島市の軍需工場で働き始めた。

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