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2021.08.06 08:37

香南市の天然色市場が8/7再開 3年4カ月ぶり 飲食や雑貨販売も

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新装オープンする「天然色市場」のコーヒースタンド。若い世代が気軽に来られるようにと設けられた(香南市)

新装オープンする「天然色市場」のコーヒースタンド。若い世代が気軽に来られるようにと設けられた(香南市)

 指定管理者不在で休業していた香南市吉川町吉原の直販所「天然色市場」が7日、3年4カ月ぶりに再開する。県内で100円ショップを経営する山本商店(同町古川)が指定管理者となって改装。コーヒースタンドや雑貨販売、子ども食堂など新たな取り組みも始め「さまざまな世代がつながる場所にしたい」としている。

 同市場は2000年、旧吉川村観光物産振興協議会の運営で開設。06年に天然色劇場東側の現位置に移転し、週末に地元の野菜や海産物、加工品を販売していたが、出品者の高齢化などで18年4月に休止された。

 市は毎日営業や食事提供ができるよう条例を改正。指定管理者となった同社が約3千万円で改装した。延べ床面積は287平方メートル。

 槙尾絢子代表(31)は「直販所に縁がなかった世代も呼び込みたい」と、コーヒースタンドやおしゃれな雑貨の販売スペースを新設。クレープやパンケーキのテークアウト販売も始め、親子連れや若い世代向けにアピールする。イートインスペースも設けられ、9月以降は定食の販売や子ども食堂も開始する予定だ。

 地元の生鮮品も引き続き販売。手結漁港から直接仕入れる魚介類は市価より2、3割安く設定するという。

 槙尾代表は「以前の活気を引き継ぎ、多くの世代が楽しめる場所にしたい」。午前9時~午後4時で、年末年始を除き無休。7~9日は先着100人にコットンバッグをプレゼントする。出品者やアルバイトも募集中で、問い合わせは山本商店(0887・54・5032)へ。(深田恵衣)

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