2021.07.24 08:40

首なし騎馬武者、猿猴、大蛇…高知市春野のこわ~い昔話 郷土資料館で企画展

春野町の怪奇談を紹介する「はるの昔ばなしの世界」(高知市の春野郷土資料館)
春野町の怪奇談を紹介する「はるの昔ばなしの世界」(高知市の春野郷土資料館)

 首がない騎馬武者、猿猴(えんこう)、大蛇…。高知市春野町に古くから伝わる怪奇談をイラストを交えて紹介する企画展「はるの昔ばなしの世界」が、同町西分の春野郷土資料館で開かれている。8月31日まで。

 「七人みさき」は、長宗我部元親のおいで死後怨霊になったと伝わる吉良親実(ちかざね)らの話。親実は長宗我部家の跡継ぎ問題などで元親の怒りを買い、切腹。親実の家臣7人も斬首された。その後、親実の墓や屋敷周辺では白馬に乗って走る首のない武士や火の玉が現れるようになり、これを見た人々が大病を患ったり変死を遂げたりしたという。

 そのほか、武士を乗せた馬を川に引っ張り込もうとして失敗した猿猴(かっぱの一種)を描く「竹河岸(がし)のえんこう」、山へ畑仕事に出掛けた男が大蛇に出くわす「北山の大蛇」など8編の昔話を紹介。旧春野町教育委員会が約40年前に発行した「はるの昔ばなし」などの文献から引用した。

 子どもや家族連れに楽しんでもらおうと、パネルの挿絵は同館職員の尾崎菜稚嘉(なちか)さん(23)が手描きしたという。

 尾崎さんは「子ども向けのコミカルな話から春野の歴史に結びついたものまで、内容は多彩。夏休み中にぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。(谷沢丈流)

ページトップへ