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2021.07.19 08:30

手結盆踊り400年の伝統継ぐ 高知県香南市、夜須中生が灯籠作り

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3年生の手ほどきを受け、灯籠作りに挑戦する1年生(香南市夜須町西山の夜須中学校)

3年生の手ほどきを受け、灯籠作りに挑戦する1年生(香南市夜須町西山の夜須中学校)

 8月の手結盆踊りで使われる紙の房「ザイ」や灯籠を、香南市の夜須中学校の生徒が作った。400年続く踊りを支えようと手伝っており、生徒は「気持ちを込めて作りました」と笑顔を見せていた。

 盆踊りは、毎年8月15日に同市夜須町のヤ・シィパークで開催(今年は関係者の踊りのみ)。同校は演目の一つ「花取り」を運動会で踊るなど、普段から親しんでいる。

 小道具などの作り手不足を受け、10年ほど前から生徒も製作を手伝うように。今年は、ザイ32組と灯籠160個をこしらえた。

 15日は、3年生が1年生にレクチャーし、水に溶ける紙を使って灯籠110個を製作。「早くコロナウイルスがおさまりますように」などの願い事が書かれた色とりどりの灯籠が並んだ。別の日に2年生がザイを作った。

 畠中星至教頭は「核家族化が進む中、地域の伝統行事やお盆の風習を知る貴重な機会」。慣れた手つきで作っていた3年の近藤大起さん(15)は「僕らあみたいな若い人が受け継いでいかないかん」と話していた。(深田恵衣)

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