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2021.07.14 08:35

日本の男女区分いつから?「性差の日本史」横山百合子・国立歴博名誉教授が高知市で講演

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「ジェンダーの非対称がなぜできたのかを明らかにし、そこに生きた人々の声を聞き取りたいと考えた」と話す横山百合子名誉教授(高知市の男女共同参画センター「ソーレ」)

 千葉県の国立歴史民俗博物館で昨年開かれ、大きな反響を呼んだ企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」のプロジェクト代表を務めた横山百合子・同館名誉教授(65)がこのほど高知市内で講演。古代から近代まで幅広い展示史料を解説し、「いつから社会の中で男女が区分されるようになったのか、人々がどう生きたのかを明らかにしたいと考えた。長い歴史を見ると、『今がすべて』ではないことが分かる」などと話した。その要旨を紹介する。

企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」のうち、第6章「性の売買と社会」会場風景。娼妓の生活道具などが並ぶ(国立歴史民俗博物館提供)

□人為的な制度
 男性はこう行動しなさい。女性ならこうしなさい。そうした社会的・文化的な区分(ジェンダー)はいつ始まったのか。歴史を見てみると、男女を区分する制度は人為的に作られてきたことが分かる。…

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