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2021.07.11 08:45

赤ちゃんアシカ公開始まる 高知・桂浜水族館、7時間の難産乗り越え母子とも元気

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元気いっぱいに泳ぐカリフォルニアアシカの赤ちゃん(高知市の桂浜水族館)


 高知市浦戸の桂浜水族館で10日、カリフォルニアアシカの赤ちゃんの一般公開が始まった。7時間もの難産の末に生まれた子で、飼育員は「母子ともに元気に泳ぐ姿を見に来て」とPRしている。
 
 同館の9歳の父ケイタと、5歳の母エルの子。今年の5月ごろにおなかの膨らみが確認され、食欲も旺盛なことから妊娠したとみて注意していたという。

 6月19日の午後2時すぎ。プールから上がったエルが、いきみ始めた。一般的には25~40分ほどで出産するが、出てくる気配がない。やがて、いきむ頻度も減り、飼育員も諦めかけた午後9時すぎ。ようやく、弱々しい赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたという。

 通常、母親は生まれた赤ちゃんと鼻をくっつけるなどするが、初産のエルは衰弱のせいか、赤ちゃんに無関心。そこで飼育員が市販のペット用粉ミルクを1日8回、哺乳瓶で与えるなど世話を続けてきた。6・7キロだった体重は1・5キロほど増えた。体長は約65センチという。

 今ではプールを元気いっぱいに泳ぎ回っており、愛くるしい表情に客もめろめろ。飼育員の丸野貴也さん(26)は「4年ぶりの赤ちゃんです。成長が楽しみ」と目を細めていた。(乙井康弘)

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