2021.06.26 08:39
四国電力の脱原発議案否決 株主総会、社長「電力安定の要」
四国電力は25日、高松市の本店で株主総会を開いた。脱原発派の株主らが提案した伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の廃炉などを求めた4議案は全て否決され、会社側が提案した剰余金の配当など3議案を原案通り可決した。
定期検査のため停止中の3号機は、再稼働の要件となるテロ対策施設の建設が進み、四電は10月12日の再稼働を予定。脱原発を求める株主らは、定款に原発撤退を宣言する前文を入れることや、3号機の廃炉を決断できない全取締役の解任などを求めていた。…