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高知新聞PLUSの活用法

2021.06.23 08:41

求む!紙芝居用の昭和レトロ自転車 高知・中芸林鉄協、上演増へ呼び掛け

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今年2月、高知市での上演時に借りた紙芝居自転車。レトロな雰囲気の演出にも一役買った(「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」提供)


 昔懐かしい紙芝居自転車、眠っていませんか? 旧魚梁瀬森林鉄道(林鉄)の魅力を発信している「中芸のゆずと森林鉄道日本遺産協議会」は、PR用紙芝居の上演に向け、大きな荷台を持つ昭和レトロな自転車を探している。

 テレビが普及していない昭和20~30年代ごろ、子どもたちの楽しみだった紙芝居。同協議会は2019年、子どもたちに林鉄を紹介する作品を制作し、中芸5町村の教育委員会などに寄贈した。

 今年2月には県立高知城歴史博物館でのイベントで披露。つてを頼って紙芝居用の自転車を借りることができ、子どもたちはもちろん、通り掛かった高齢者も足を止めて見入るなど大好評だった。

 同協議会などは紙芝居の人気を再認識。「自前の自転車があれば、もっと上演回数を増やせる」として、紙芝居用自転車の提供を呼び掛け始めた。

 創作、上演を担う柴原誠一さん(71)=安芸郡田野町=は「紙芝居にはえも言われぬ素朴な味わいがある。昭和の雰囲気を再現し、林鉄が走っていた時代を臨場感たっぷりに伝えたい。自転車は必須のアイテム」と話す。

 同協議会は「倉庫などで忘れ去られていた自転車があれば、紙芝居の伝導役として〝余生〟を過ごさせてほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同協議会(0887・30・1865)へ。(植村慎一郎)

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