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2021.06.10 08:50

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第三部 規制 (1)密漁、罰金3000万円に シラス王「何も変わらん」

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シラスの禁漁期間中、闇に紛れて網を動かす密漁者たち。国は罰則強化に乗り出した(昨年11月、仁淀川河口)

 「どうせションベン刑だと思ってなめてるだろ!」

 2020年1月、高知地裁の法廷で検察官がすごんだ。

 安芸川でシラスウナギを密漁したとして県漁業調整規則違反で逮捕、起訴された男の裁判。

 「そんなことないっす」。30代後半で無職という男は軽い調子で答えた。その3年前にも仁淀川でシラスを密漁したとして逮捕されていた。

 「ションベン刑」は、刑罰の軽い犯罪を指す法曹界の隠語。男が前回の密漁で処されたのは罰金10万円だった。

 裁判官は「規範軽視の態度は明らか」と指弾。懲役4月の実刑判決を言い渡した。これでも、シラスの密漁に対する現行制度の処罰としては異例の厳しさだった。…

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