2016.02.26 14:10

2015年の高知家まるごと東部博の経済効果7.5億円に

大勢の家族連れらでにぎわった「高知東海岸グルメまつり」などの会場(2015年10月、安芸市桜ケ丘町)
大勢の家族連れらでにぎわった「高知東海岸グルメまつり」などの会場(2015年10月、安芸市桜ケ丘町)
 2015年、高知県東部9市町村で開かれた観光博覧会「高知家・まるごと東部博」の経済効果が約7億5千万円だったことが25日、高知県安芸郡芸西村で開かれた東部博の推進協議会総会に報告された。9市町村などでつくる広域観光組織の設立総会も合わせて開かれ、東部博の成果や課題を今後につなげる準備を整えた。

 経済効果は、東部博の期間(4月29日~12月23日)を含む2015年1年間の観光消費額として、観光施設や宿泊施設、イベントなど5部門で推計。2011~2013年の平均観光客数から増加した人数に、1人当たりの仮定消費額(観光施設など4700円、宿泊施設1万2900円)を掛けるなどして事務局が算出した。

 いずれも概数で、部門別はイベント1億2700万円、観光施設1億5900万円、体験プログラム7800万円、直販施設9400万円、宿泊施設2億9300万円。合計7億5100万円となり、8億円の目標額には約5千万円届かなかった。

 事務局の依頼で別途、経済効果を調査した高知大学地域連携推進センターの担当者は「東部地域の強みである漁業が、農業と比べて効果が低い。強みを持つ産業と観光需要をつなぐ発想が重要」と提言した。

 また、東部博の成果を生かそうと9市町村などが準備を進めていた広域観光組織「高知県東部観光協議会」の設立総会では、各首長らの中から横山幾夫・安芸市長を代表理事に選出した。地域の観光戦略づくりや情報発信、旅行商品の販売促進といった事業計画、定款や初年度予算7085万円などを承認した。

 横山市長は東部博について「9市町村が初めて一つの目的に向かった東部博によって広域でのネットワークが形成され、今後の連携の基礎ができたことは大きな成果」と総括。新たな協議会については「東部博を一過性に終わらせることなく、官民一体の取り組みを進め、博で見えてきた課題に対応していく」としている。

カテゴリー: 社会政治・経済


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