ＨＡＣＣＰ（ハサップ）早期対応を高知県が呼び掛け　食品衛生管理６月から厳格化

2021.05.30 08:35

ＨＡＣＣＰ（ハサップ）早期対応を高知県が呼び掛け　食品衛生管理６月から厳格化

高知新聞社

食品工場の作業室への入り口で健康状態や服装をチェックする従業員（吾川郡いの町の「高知アイス」）

　６月から原則全ての食品事業者に対して、国際基準「ＨＡＣＣＰ（ハサップ）」に沿った衛生管理が義務付けられる。原料の仕入れから製造、出荷までの各工程の記録が必須になる。高知県は「取り組めていない事業者は保健所の指導対象になる」として早めの対応を呼び掛けている。

　〈発熱なし、家族の感染症なし、切り傷なし、使用した粘着ローラーの番号、鏡での確認…〉

　吾川郡いの町の「高知アイス」の工場入り口。従業員は入室時に項目を一つ一つ確認して、ボールペンで○を付ける。作業中も同様で、器具の扱い方や洗浄方法などに細かなチェック項目が並ぶ。…

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