2021.05.28 08:40

【動画】高知県で最多38人コロナ感染 知事「非常事態の一歩手前」



高知県民に感染防止策の徹底を呼び掛ける浜田知事(県庁=森本敦士撮影)
高知県民に感染防止策の徹底を呼び掛ける浜田知事(県庁=森本敦士撮影)
 高知県は27日、県内で新たに38人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。1日当たりの感染発表としては、昨年12月15日の36人を上回り、過去最多。直近7日間の新規感染者は177人、病床占有率は61・1%となり、県の5段階の対応ステージで最も高い「非常事態」の水準に達した。浜田省司知事はステージを「特別警戒」に据え置く一方、「非常事態の一歩手前まで来ている」と危機感を示し、「できるだけ早期に収束への道筋を付ける」と強調した。

 県内の1日当たりの感染者は、4月26日までは1桁にとどまっていた。その後、複数のクラスター(感染者集団)が発生して10人台前半になる日もあったが、感染経路は把握できている人が多かった。しかし今月18日以降は、10日連続で2桁に。25~27日は感染経路不明の人が3日連続で2桁となるなど、市中感染の懸念が高まっている。

 27日、緊急会見を開いた浜田知事は「(高知市と四万十市の飲食店などを対象に26日から始まった)営業時間短縮要請の効果が出るまで1週間ほどかかる」と述べ、対応ステージを「特別警戒」で据え置いて成果を見極める考えを説明。飲食店を巡回して協力を呼び掛ける方針を示した。

 感染が拡大した都道府県が政府に適用を要請している「まん延防止等重点措置」については、事務レベルでのやりとりで政府から「まずは県の自助努力やその効果を見たい」との回答があったとして、現段階では要請を見送る考えを示した。一方で「27日のような感染状況が続けば、要請も検討対象になる」と述べた。

 また浜田知事は最近の感染急拡大に関し、「2週間前には47都道府県で感染者の割合が最も低く、『高知県はもう大丈夫だ』と、会食についてのガードが甘くなっていた人もいたのではないか。今やワースト10に入るほどリスクの高い県だ」と強調。感染防止策の徹底や、時短営業の協力を呼び掛けた。(大山泰志)

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