2021.05.27 08:38

高知市、四万十市、夜の街閑散 県内3度目の時短始まる 

居酒屋ののれんを下ろす女性。「この寂しさが続くのか…」とため息が漏れた(高知市本町3丁目=山下正晃撮影)
居酒屋ののれんを下ろす女性。「この寂しさが続くのか…」とため息が漏れた(高知市本町3丁目=山下正晃撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、高知県が高知市と四万十市の飲食店などに要請した時短営業が26日、始まった。午後8時前から両市の繁華街では次々と店が閉まり、人通りはぱったり。我慢の2週間にため息が漏れた。

 時短要請は昨春、年末年始に続き3度目。高知市では、午後7時半ごろから各店の照明がぽつぽつと落ち始めた。ある居酒屋の女性従業員は「びっくりするほど暇。これが2週間も続くのか…」。午後5時前から開けた店は結局、1人も客が来なかった。

 別の居酒屋では、男性会社員(50)ら同僚4人が「少しでも店にお金を落とそうと、仕事を早めに終えた」と2時間弱の懇談中。「それにしても街が暗くて、元気がないねぇ」

 午後8時すぎ。夕食を取ろうと歩いていた男性会社員(45)は「さっき仕事を終えたとこ。夕食難民ですわ」。街中のコンビニでは、ビールや弁当を買い求める人の列ができた。

 四万十市で飲食店が集まる市役所周辺では要請期間の6月8日まで休業する店が多く、一帯はひっそり。時短営業中の居酒屋は「人が少ない。明日まで様子を見て休業するか決める」と話した。

 一方、高知市では要請に応じない店も。深夜まで営業したキャバクラに勤める30代女性は「子どもを抱えたシングルマザーも多い。その日暮らしの私たちは、お店が閉まると困る」と訴えた。

 県は時短営業に応じた店に対し、中小企業に1日当たり2万5千~7万5千円、大企業には最大20万円の協力金を支払う。(高知新聞取材班)

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