2021.05.23 08:38

世界がミニチュアに!本城直季写真展が開幕 高知県立美術館

新たに撮り下ろした高知の風景写真も並ぶ会場(高知市の県立美術館)
新たに撮り下ろした高知の風景写真も並ぶ会場(高知市の県立美術館)

 風景をまるで箱庭のように写す写真家、本城直季さん(43)の巡回展「(un)real utopia(アンリアルユートピア)」が22日、高知市高須の高知県立美術館で始まった。愉快な虚構のような写真が来場者を楽しませている。7月11日まで。

 本城さんは、大判カメラの〝アオリ操作〟でピントを操り、実際の風景をミニチュアの世界のように切り取る。2006年度に木村伊兵衛写真賞を受賞。作品はメトロポリタン美術館(米国)などに永久収蔵されている。今回は初の大規模な個展で、千葉を皮切りに高知、宮崎、岩手、東京で開催する。

 会場には、同賞を受賞した初写真集「スモールプラネット」の収録作品や、アフリカのサバンナ、深夜の住宅街をモチーフにした作品など約260点がずらり。仁淀川河口大橋や同市の中央公園など、新たに撮り下ろした高知の風景23点も並んでいる。

 本城さんは07年度に、播磨屋橋や桂浜など高知の風景を撮影し、記者の文章を添えた「おもちゃな高知」を高知新聞に掲載。高知の撮影はその時以来で、本城さんは「14年ぶりに撮影した高知の風景と一緒に、集大成の展示を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けている。(飯野浩和)

■関連記事 「おもちゃな高知」は、高知新聞ウェブサイトの連載アーカイブに再掲載しています。

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