2021.05.17 08:35

ただ今修業中 高知市立自由民権記念館学芸員・浜田実侑さん(30)高知市

「高知市民の皆さんに、一度は足を運んでもらいたい」と話す浜田実侑さん(高知市桟橋通4丁目)
「高知市民の皆さんに、一度は足を運んでもらいたい」と話す浜田実侑さん(高知市桟橋通4丁目)
歴史の魅力 柔軟に発信
 高知市立自由民権記念館(同市桟橋通4丁目)の史料収蔵庫。温度23度、湿度55%に保たれた庫内の壁一面にケースや資料棚などが並び、そこに約7万6千点の史料が保管されている。

 その中から一つを手に取る。自由民権運動家だった細川義昌の母、梶(1826~1915年)が明治期に記した「日記おぼへ帳」。「明治の女性の暮らしや日々の出来事、当時の物価などが、女性ならではの視点で書かれていて面白いですよ」。約30枚の和紙がとじられた日記帳を丁寧にめくり、目を落とす。「明治の女性が書いた日記はほとんど残っていなくて。高知の女性史を研究する上でも、すごく貴重な史料です」

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 根っからの歴史好き、ではなかった。5歳からピアノに打ち込み、音楽教師を目指して中村高校から高知大学教育学部へ。愛媛大大学院では美術史や美術教育を研究した。周囲には大学で歴史を専攻した学芸員が多い中、「私みたいな経歴の学芸員って、本当に少数派。今でもハードルの高い仕事だなって思います」と笑う。...

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