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2021.05.15 08:28

高知国際高イレブン初陣へ 「まず1勝を」5/16春季大会で高知商戦 [県体2021]

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ビブスを着けた高知西高の選手とゲーム形式の練習をする高知国際高の選手たち(写真はいずれも高知市鴨部2丁目)


4月開学 校内唯一の単独チーム
 今年4月に開校した高知国際高校のサッカー部が、15日から始まる県高校体育大会(県体)予選を兼ねた県春季大会に出場する。1年生しかいない同校の運動部活で、単独チームとして大会に参加するのはサッカー部のみ。選手たちは「相手は格上ばかりだけど、まずは1勝を目指す」と初陣に向けて意気込んでいる。

 高知西高と高知南高が統合した国際高には今春、1期生278人が入学した。全国高校選手権にも出場した西高の系譜を継ぐことになるだけに、サッカー部にはクラブチーム出身者ら27人(マネジャー2人含む)が集まった。

初の公式戦に臨む高知国際高校サッカー部


 バスケットボール部やテニス部、剣道部などは、同じ敷地にある西高との合同チームで県体の団体戦に出場する。その一方で、サッカー部は国際高だけでチームを組める人数がそろっており、「1年生だけのチームでも、経験を積んだ方が成長につながる」との方針で単独出場を決めた。

 まだ練習を始めて1カ月と少し。主将の高浪遼太郎さん(15)が「みんなでコミュニケーションを取りながらできている」と話すように、連帯感は日に日に増している様子。西高の2、3年生とゲーム形式の練習を行うなど、「環境にも恵まれている」と周囲への感謝を口にする。

 「勉強とサッカーを両立するのに一番適している」と入部した笹岡大起さん(15)は、「高知ユナイテッド(ジュニアユース)など強いクラブ出身の選手もいて、レベルは高い。ポジション争いも激しい」と仲間に刺激を受けながら汗を流している。

 サッカーの場合、県体に出場できるのは春季大会8強のみ。ところが、今年は新型コロナウイルスの影響で春季大会の日程がずれ込み、1回戦を突破して16強に入れば、22日からの県体本戦に進めることになった。

 その本戦出場を懸けた初戦は優勝候補の一角、高知商業高と対戦する。笹岡さんは「マジか!と思ったけど、少しの可能性に懸けて勝ちにいく」。高浪さんも「失うものはない。チャレンジ精神で戦う」と気合を入れている。

 試合は16日。新たな歴史を刻む戦いに、国際イレブンが挑む。(仙頭達也)

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