2021.05.13 08:35
薄紫 桜センダン満開 高知市の鏡川沿い
樹高約10メートルで、地元では通称「桜センダン」と呼ばれている。
センダンは通常、葉と花が同じ時期に姿を見せ、見た目には若葉が目立つ。ただ、桜と同じように花を咲かせた後に葉を茂らせるものも。県立牧野植物園によると、「なぜかは分からないが、樹齢を重ね、まれにそういう形質が現れる個体もある」という。
遠目には季節外れの桜のよう。散歩中のカップルやジョギング中の人も、木の下で足を止めて一休み。ランチを楽しむ人の姿も見られた。
毎年、写真を撮りに訪れるという男性(79)は「どっしりした存在感が好き。角度によって、表情を変えるから面白い」と話していた。(山下正晃)